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生活が豊かになるにつれて、わずかな臭気も気になるような時代になりました。
便利で快適な生活環境を求める裏側で、大量生産・大量消費されたものが、やがて大量廃棄となり大量の臭気を発生させておりますが、
思わぬ所で臭気による環境アセスメント問題にまで波及していることは周知のとおりです。

より効率的に、スピーディに、しかも経済的に臭気を除去する最先端技術を採用した高性能脱臭剤「ヨウ素炭」を
平成4年より製造販売してまいりました。各地の下水処理施設、厨房排水処理施設、ディスポーザ排水処理施設、ビルピッド等から
発生している硫化水素を主成分とした複合臭気の脱臭に多く使用されている当社の「ヨウ素炭」をご紹介致します。





「ヨウ素炭」は、前処理されたヤシガラ活性炭にヨウ素酸(HIO)と無機酸を、
特殊なノウハウで添着加工した(P A T)脱臭剤のブランドです。
ヨウ素酸による強力な酸化力によって、硫化水素やメチルメルカプタンの酸性物質を除去し、
また硫化水素の酸化で生成される硫酸により、アンモニアなどを取り除きます。
汚水処理の過程で発生する臭気主成分である硫化水素やメチルメルカプタンの処理能力が高く、
複合臭気に対して1種類でバランスのとれた脱臭ができます。
ヨウ素炭


新炭/再生炭
原料 特殊ヤシ殻活性炭
形状 破砕状
粒度 4〜8メッシュ
充填密度 480〜540kg/m3
添着剤 ヨウ素酸および無機酸
乾燥減量 5%以下(P A T)
荷姿 15kg入り袋およびフレコン

ヨウ素炭関連特許:脱臭剤の製造方法  特許第3624156号
                         特許第3634263号
 



日本下水道事業団大阪南エースで3年間にわたる ヨウ素酸添着活性炭、
ヤシガラ活性炭、酸性用添着活性炭の脱臭比較試験結果

試験場所:大阪南エース内 汚泥処理設備 ろ液槽
試験期間:平成9年10月24日〜平成12年12月28日
試験装置:カラム径200mmφ×(充填高さ0.15m×3段)×3塔
処理風量0.5m/min(LV:0.26m/sec)
測定方法:硫化水素濃度連続測定器、ガスクロ法、検知管法
参考文献:(社)日本下水道協会 第36回下水道研究発表講演集より抜粋
脱臭剤吸着性能比較試験1 脱臭剤吸着性能比較試験2 脱臭剤吸着性能比較試験3 脱臭剤吸着性能比較試験4 脱臭剤吸着性能比較試験5 硫化水素連続測定器




1.汚水処理の過程で発生してくる複合臭気に対して1種類で
  バランスのとれた脱臭が出来るため、充填量や交換回数が
  少なくて済むので、装置をコンパクトに設計することができます。

2.発生臭気の主成分である硫化水素やメチルメルカプタンの
  処理能力が従来品のヤシガラ活性炭の約3倍以上。

3.既設の活性炭吸着塔にそのまま使用できます。

4.劣化した「ヨウ素炭」は、再生することができるので
  環境にやさしい。

5.発生臭気濃度の変動に対して、安定した脱臭性能を発揮します。


・ヨウ素酸添着炭によるアンモニア、硫化水素などの脱臭性能について 第6回臭気学会発表要旨集(1993)
・各種脱臭装置による合併処理浄化槽の発生臭気の除去 第8回臭気学会発表要旨集(1995)
・浄化槽用小型脱臭装置の開発 臭気の研究 26巻4号(1995)
・ヨウ素酸添着活性炭による硫化水素等の除去効果に関する考察 第36回下水道研究発表会講演集(1999)
・ヨウ素酸添着活性炭による脱臭効果について (財)神奈川県下水道公社研究発表第16号(1999)
・ヨウ素酸による硫化水素の除去機構に関する実験的検討 第13回におい環境学会(2000)
・下水処理場における使用済みヨウ素添着炭の廃棄処分について 第13回におい環境学会(2000)
・酸化力による高性能吸着脱臭活性炭「ヨウ素炭」 月刊下水道23巻5号(2000)
・厨房排水処理施設向けヨウ素炭脱臭装置 建築設備と配管工事第40巻5号(2002)